小学校を卒業する娘が泣いていた。
電話をしながら泣いていた。
父としては気になり「大丈夫?」と声を掛けるが
「大丈夫だから!」と半ギレで返された。
なぜ泣いているのだろう?
友達と喧嘩でもしたのだろうか?
娘の電話が終わり、再び声をかけた。
すると娘は先ほどとは打って変わり「寂しかったの」と話してくれた。
卒業まで残されたわずかな時間、
新型コロナウィルスの影響で学校は急遽休みに。
楽しみにしていたイベントもなくなり、友達と電話しているうちに悲しくなって泣いてしまったらしい。
卒業までにたくさんの思い出を作りたかったのだろう。
この子たちはこれから
何度も別れと旅立ちを経験し
たくさん泣いて笑って成長していくに違いない。
僕たちがそうであったように。
誰もが経験してきた青春の1ページだ。
そんな娘を見てふと思った。
自分にもまだ
別れや旅立ちは残されているのだろうか?
涙することがあるのだろうか?
あるとすれば、、、
この世との別れ
確かに涙なしではいられない。
旅立ちはどうだろう?
極楽浄土への旅立ち
ウップス!帰ってこれないし。
「再び会うまでの約束」なんてできたもんじゃない。
巣立ち切ってしまったということだろうか。
向かうべき場所が相当限定されてる、、、
誰か忘れたけれど、昔読んだ名言を今でもよく覚えている。
私が神なら、青春は人生の最後にとっておくだろう
わかるわ、今ならわかる。
僕が神でもそうする。
別れを
新たな出会いのきっかけとして
受け止められる余裕があるって素晴らしい。
別れがないことを切に願いながら
深いため息とともにブログを書いています。